最強CPU Intel Core i7 980X Extreme Edition
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近年、CPUのコア数は急激に増え、デュアルコア(2コア)、クアッドコア(4コア)、ヘキサコア(6コア)のCPUが市場に出回っています。 また、サーバー向けの製品として、オクタコア(8コア)のCPUが市場に出回っています。 このままの流れでいくと、Intel、AMDの両社ともコア数を増やしていくことが予想できます。
サーバー向けCPU(コードネーム「Nehalem-EX」)Xeonプロセッサが、Intel社より発表されています。 IntelのXeonプロセッサ7500番台の中でもX7560、X7550、L7555がオクタコア(8コア)となります。 L3キャッシュに関しては、18MBと24MBの2種類があります。 下に製品を紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
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■Intel Core i7 980X Extreme Edition
現時点において一般のパソコン向けCPUで最強は、「Core i7 980X Extreme Edition」でしょう。 「Core i7 980X Extreme Edition」は、コードネーム「Gulftown(ガルフタウン)」呼ばれ、Core i7 Extremeの第二世代の32nmプロセス製品にあたります。 ヘキサコア(6コア)で、スレッド数は12、動作周波数は3.333GHz、L3キャッシュも増量されて12MBあるハイスペックCPUです。 スレッド数とは、CPUが同時に処理できる数を指します。 Core i5で4スレッド、Core i7で8スレッドということを考えるとスレッド数がかなり増えています。 ハイスペックCPUだけあって、熱設計電力(TDP)は130Wになります。 Core 2 DuoのTDPが65W前後、Core 2 QuadのTDPが95W前後ということを考えるとかなり高めと言えます。 普通にパソコンを利用するだけなら必要としないCPUかもしれません。 繊細なグラフィックの3Dオンラインゲームなどでは、CPUパワーを必要としますので、現状に不満がある方は試してみる価値があると思います。 ただし、パソコンの性能はCPUのみで決まることはありません。 「Core i7 980X Extreme Edition」の性能を引き出そうと思えば、マザーボードをはじめ他のパーツも厳選する必要があります。
プロセッサ名 動作周波数 コア数 キャッシュ スレッド TDP ソケット Core i7 980X Extreme Edition 3.333GHz 6 L2:256KB×6
L3:12MB12 130W LGA1366
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■Intel Xeon X7560
サーバー向けCPU(コードネーム「Nehalem-EX」)Xeonプロセッサが、Intel社より発表されています。 「Xeon」プロセッサ7500番台の中でも「X7560、X7550、L7555」がオクタコア(8コア)となります。 L3キャッシュは「X7560」と「L7555」が24MBで「X7550」が18MBです。 L2キャッシュは「256KB×8」に増量され、16スレッド対応となっています。 しかし、TDPに関しては動作周波数が上がっていないためか130Wにとどまっています。
2011/01/01時点では、ものすごく高価格なので個人で簡単に入手できる様な価格ではありません。 Intelは業務用として企業にのみ出荷しており、Intelから購入した大手企業が小売店に販売してます。 Intelから購入した大手企業が自社の利益を上乗せし、さらに小売店も利益を上乗せしていますので、「Xeon X7560」の販売価格は100万円前後になります。 「Xeon X7550」になると、かなり安くなりますが、それでも70万円前後の価格で販売されています。 ちなみに、まとめ発注(100個・1000個単位)により、企業はCPU1つあたり25万円〜35万円くらいの価格でIntelから購入しているようです。
プロセッサ名 動作周波数 コア数 キャッシュ スレッド TDP ソケット 2.26GHz 8 L2:256KB×8
L3:24MB16 130W LGA1567 Xeon L7555 1.86GHz 8 L2:256KB×8
L3:24MB16 95W LGA1567 Xeon X7550 2.00GHz 8 L2:256KB×8
L3:18MB16 130W LGA1567