パソコンパーツ 拡張カード(拡張ボード)
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拡張カードとは、パソコンの様々な機能を拡張するための小型基板・カードを指します。 現在は、拡張カードを取り付けなくてもLANやUSBなどのインターフェイスを標準で使用できますが、インターネットが普及する以前は、インターネットに接続するためのLANも拡張カードを取り付けて、LANケーブルを接続するポートを追加する必要がありました。 今でも、処理速度や再生能力を必要とする高画質な映像を処理したい場合は、グラフィックカードを利用したりします。
取り付け可能な拡張カードの個数は、マザーボードのPCIスロットの数や電源ユニットの容量、またはPCケースの大きさなどにより制限されます。 拡張カードやハードディスクを多く取り付けることが可能なパソコンは、拡張性が高いパソコンといえます。
マザーボードのPCIスロットに拡張カードを取り付けることで、従来のパソコンに新たな機能を追加することが可能です。 インターフェイスを追加するものや、動画をスムーズに再生するカードまで、様々な種類の拡張カードがあります。
メーカー製のパソコンにも、マザーボードにはPCIスロットと呼ばれる拡張カードをさしこむ部分があります。 自作パソコンに限らず、メーカー製のパソコンも拡張カードを利用して、パソコンの機能を拡張することが可能です。
グラフィックカード(ビデオカード)
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グラフィックカードを取り付けることにより、パソコンで動画をスムーズに再生できます。 3Dオンラインゲームなど、高画質な映像をスムーズに再生したいときには、グラフィックカードは必須となるアイテムです。 グラフィックカードを取り付けずに3Dオンラインゲームをプレイすると、映像がコマ送りになったり、パソコンが映像を処理できずに固まったりする可能性があります。
グラフィックカードの特徴としては以下が挙げられます。
1.PCIスロットの空きが最低1つは必要(2つ必要な製品もあります)
2.高性能になるほど、消費電力が高い(60W〜250W以上)
3.高性能になるほど、発熱する。(80度くらいまで)
4.熱管理が必要(放熱しないと故障の原因になります)
ビデオを再生する程度なら、低価格なグラフィックカードで十分です。 当サイトの管理人は、動画をみるためだけに、パソコンに低価格なグラフィックカードを取り付けています。
■おすすめのグラフィックカード
キャプチャーボード
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キャプチャーボードを取り付けることで、DVカメラなどで撮ったアナログハイビジョン映像をフルHDサイズの高画質・高解像度でパソコンに取り込むことが可能になります。 また、デジタルチューナー搭載のキャプチャーボードと取り付けることで、デジタル放送をパソコンに取り込むことが可能になります。
■おすすめのキャプチャーボード
IEEE1394拡張カード
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IEEE(アイトリプルイー)1394は、高速シリアルバス規格の1つです。 IEEE 1394は、AV機器やHDDタワーなどに利用されています。 USBと比較すると転送速度も遅く、使い勝手が悪いので、あまり普及していません。 そのせいか、マザーボードに自体にIEEE 1394のポートがないことが多いです。 IEEE 1394を利用したい場合は、下に紹介しているIEEE1394拡張カードを取り付ける必要があります。
当サイトの管理人は、IEEE 1394を利用していますので、パソコンにバッファロー製の安価なIEEE1394拡張カードを取り付けています。 6年間ほど使い続けていますが壊れていません。 インターフェースを拡張するカードは、高価な製品でなくても十分だと考えています。
■おすすめのIEEE1394拡張カード
シリアルATAインターフェース拡張カード
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ハードディスクにはIDE(パラレルATA)対応とシリアルATA対応が存在します。 2007年、2008年くらいを境にシリアルATAが主流となっていますので、古いパソコンではIDE対応のハードディスクのみが利用可能な場合があります。 シリアルATAインターフェース拡張カードを取り付けることで、シリアルATA規格のハードディスクが利用可能になります。 また、内蔵ハードディスクを増設したい場合は、マザーボードにシリアルATAインターフェース拡張カードを取り付ける必要があります。
■おすすめのシリアルATAインターフェース拡張カード
USBインターフェース拡張カード
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USBは便利なので、利用する機会も多いことでしょう。 パソコンには、2〜4個のUSBポートが標準で装備されていますが、さらに多くのUSBポートを必要とする際には、USBインターフェース拡張カードをマザーボードに取り付ける必要があります。
USBのポート数に比例してUSBインターフェース拡張カードの幅が広くなります。 しかし、他の拡張カードに比べて厚みは薄いので、PCIスロットさえ空いていれば、ほとんどのパソコンに取り付け可能です。
下に紹介しているUSBインターフェース拡張カードは、右端が「USB3.0/USB2.0」対応で、残りは「USB2.0/USB1.1」対応です。 USB3.0対応で4ポートの製品は発見できませんでした。
■おすすめのUSBインターフェース拡張カード