パソコンパーツ "CPUクーラー(CPUファン)
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CPUクーラーとは、ファンを回転してCPUを冷やす装置のことです。 CPUは動作する際に発熱します。 CPUは、高温になりすぎると動作不良をおこしたり、故障してしまいます。 そのため、CPUが一定の温度以上にならないように、CPUクーラーでCPUを冷却する必要があります。
CPUクーラーは、パソコンの処理能力に直接影響しませんが、パソコンの安定性や耐久力には影響します。 パソコンが不安定になって処理能力が低下することはありますので、信頼できるCPUクーラーを取り付けるようにしましょう。
CPUクーラーの性能について
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当サイトの管理人は、CPUクーラーの性能において、静音性能と冷却性能のバランスを重視してます。 冷却性能を気にするのは当然ですが、静音性能も気になります。 ファンの回転音が大きいCPUクーラーを取り付けると、パソコンが発する騒音が気になるからです。
静音性能は、ファンの回転数と最大騒音レベルを参考にして判断します。 ファンの回転数が少なく、最大騒音レベルが低いほど静音性能が高くなります。 冷却性能は、ファンの回転数とヒートパイプ(横から出ている管)の本数を参考にします。 ファンの回転数とヒートパイプの本数が多くなるほど冷却性能が高くなります。 これらは、CPUクーラーの製品情報として明記されていますので、CPUクーラーを購入する際は確認するようにしてください。
静音性能と冷却性能は相反することもあり、ファンの回転数が大きく音がするほど冷却性能が高くなることもあります。 静音性能と冷却性能のバランスがとれたCPUクーラーが好ましいでしょう。
CPUをBOXで購入するとCPUメーカー純正のCPUクラーが付属していることがあります。 CPUメーカー純正製品と比較すると、CPUクーラー専門メーカーの製品の方が、静音性能と冷却性能ともに優れていることが多いです。
右の「おすすめPCパーツ」で紹介しているCPUクーラーは、静音性能、冷却性能ともに優れていますので、現状を改善したい方におすすめです。 CPUクーラー自体の性能は申し分ないのですが、サイズが大きめで取り付けにくいことが難点です。
シリコングリスの塗り方
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シリコングリスを塗ることで、CPUとCPUクーラーの間の隙間(空気層)を埋め、CPUの発熱をCPUクーラーに効率よく伝える効果があります。 CPUクーラーに伝わった熱をCPUクーラーのファンを回転して冷却するわけです。
シリコングリスを塗る場所ですが、CPUとCPUクーラーが接する平らな面に塗ります。 間違ってもCPUのピンの出ている方に塗ってはいけません。 シリコングリスの塗る量や塗り方については、可能な限り均一に薄く塗った方が、CPUクーラーによる冷却効果が高くなります。
シリコングリスはCPUクーラーを購入すると付属していることがあります。 もちろん、高純度のシリコングリスを別途購入することもできます。 CPUの温度が高くなりすぎて困っている方は、右の「おすすめPCパーツ」で紹介している「AINEX」のシリコングリスを試してみてください。 シリコングリスの種類や塗り方を変えて、CPUの温度を5〜10度くらい下げることに成功した人もいます。
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