グラフィックボード技術CrossFireとは?
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■グラフィックボード技術CrossFireとは?
CrossFire(クロスファイア)は、ATI Technologiesが開発したマルチGPU動作システムのことです。 複数のグラフィックボードを並列動作させ、出力を一つに集約させることで、コンピュータグラフィックスの処理を高速に行うことができます。 複数個のGPUによる並列動作により、処理能力の大幅な向上が期待できます。
AMD製チップセットを搭載したマザーボードに限らず、インテル製チップセットを搭載したマザーボードでも構築できる点が大きな特徴です。 CrossFire規格はオープン化されているのでATI製、AMD製チップセット搭載マザーボードだけでなく、インテル等の他社製チップセットでも構築可能です。 インテルであれば、intel P965 Express以降、PCI Express×16スロットを2つ以上搭載したマザーボードであれば構築可能です。
グラフィックボードを複数取り付けるため、消費電力が大きくなり、それに伴い発熱量も大きくなります。 高性能なグラフィックボードを複数取り付けるなら、大容量で良質な電源ユニットと排熱性能が高いPCケースを用意する必要があります。 もちろん、CrossFire対応チップセットを搭載するマザーボードも用意する必要があります。
グラフィックボード技術SLI(Scalable Link Interface)の詳細はリンク先をご覧ください。
■CrossFireXとは?
CrossFireXは、最大4個のGPUを並列動作させ、出力を一つに集約させることで、コンピュータグラフィックスの処理を高速に行うシステムを指します。 GPU2個搭載ビデオカードは2枚まで、通常の単一GPUビデオカードは4枚まで接続可能です。