ファイルが削除できない場合の対処法｜パソコントラブル解決法

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ファイルが削除できない場合の対処法

なぜかファイルが削除できないことがあります。「ほかの人またはプログラムによって使用されています。ファイルを使用している可能性があるプログラムをすべて閉じてから、やりな直してください。」とエラーメッセージが表示されるのですが、心当たりがないことがあります。

これはデータの整合性や安全性を保障するために、プログラムがファイルをロックしているために起こる現象です。ですので、エラーメッセージで指摘されたとおり、プログラムをすべて閉じれば解決することが多いです。つまり、タスクマネージャーでプログラムを強制終了するか、パソコンを再起動するわけです。

しかし、稀にパソコンを再起動してもファイルが削除できない場合があります。また、どうしてもパソコンを再起動せずにファイルを削除したい状況に直面するかもしれません。そのような場合、このページの下段に掲載している方法でトラブル解決できることがあります。ファイルが削除できなくて困ったら、試してみてください。

上記で挙げた理由以外にも、ファイルシステムが壊れているため、ファイルにアクセスできないなどが考えられます。それ以外にも、ファイルが削除できない理由にはいろいろあります。詳しくは参考サイトをご覧ください。

- ファイルを削除できない理由 -
原因１ : ファイルが ACL を使用している
原因２ : ファイルが使用中である
原因３ : ファイルシステムが壊れているため、ファイルにアクセスできない
原因４ : ファイルパスの長さが MAX_PATH の文字制限を超えている
原因５ : ファイルに Win32 名前空間で予約された名前が含まれている
原因６ : ファイル名に Win32 名前空間では無効な名前が含まれている
原因７ : 原因１～原因６の組み合わせ

- ファイルを削除できない理由の参考サイト -
外部サイトMicrosoft、「サポートオンライン」で詳細を確認できます。
■Unlockerでファイルのロックを解除する

- Unlockerの特徴 -
１．ライセンスは無料、基本言語は英語、日本語表示に対応
２．アクセスが拒否されたファイルのロックを解除
３．共有違反で削除できないファイル・フォルダのロックを解除
４．別プログラムや他ユーザーに使われて削除できないファイル・フォルダのロックを解除
５．リネームできないファイルやフォルダをリネーム
６．移動できないファイルやフォルダを移動
７．コピーできないファイルやフォルダをコピー
８．Unlockerアシスタントでの常駐
９．ファイルをゴミ箱に移動するだけで、完全には削除しない

- Unlockerのダウンロードサイト -
Unlockerは、外部サイトSoftonicの「Unlocker」よりダウンロードできます。

- Unlockerの操作手順 -
１．ダウンロードしてインストールします。（デフォルトでOK）
２．対象ファイル上で [右クリック] ⇒ [Unlocker] を選択します。
３．ウィンドに表示されている削除対象のプロセスを選択します。
４．左下プルダウンメニューで [削除] を選択します。
５．[ロック解除] をクリックします。
■コマンドプロンプトからファイルを強制削除する

スタート＞すべてのプログラム＞アクセサリ＞コマンドプロンプトを実行します。
写真のように「del[半角スペース][削除したいファイルのフルパス]」を入力します。
最後に「Enter」キーを押下すると削除したいファイルが強制削除されます。

※削除するファイルのフルパスを指定するときに「C:」と入力するとシステムドライブ全体が削除対象になります。とても危険ですので、ご利用の際はくれぐれも慎重にお願い致します。
■ハードディスクの故障やウイルス感染の可能性も考えてみる

ファイルシステムが壊れているとなると「CHKDSK」を実行してファイルシステムを復元させる必要があります。もし、一時的にトラブルが解決しても安心せずに、ハードディスクのデータをコピーしてバックアップするなど、パソコントラブルの対応に備えておくことをおすすめします。ハードウェアの劣化や故障がトラブルの原因であるなら、根本的なトラブル解決方法はハードウェアの交換しかありません。

削除できないファイルが心当たりのないファイルなら、コンピューターウイルスに感染した可能性もあります。ウイルス対策やトラブル解決方法については、「ウイルスに感染した」をご覧ください。