プライマリパーティションと拡張パーティションの違い
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ハードディスクをフォーマットするときに「プライマリパーティション」と「拡張パーティション」のどちらを選択すればよいのか迷ったことはありませんか? このページでは、プライマリパーティションと拡張パーティションの違いを説明します。
- ハードディスクフォーマット時のパーティション選択画面 -
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■プライマリパーティションとは
「プライマリパーティション」はシステム起動が可能なパーティションで、作成すると1つのパーティションに1つのドライブ名(アルファベット)が割り当てられます。 プライマリパーティションを作成可能な数には制限があり、Windows XPでは1つのハードディスクで最大4個までプライマリパーティションを作成することが可能です。 プライマリパーティションを4個作成すると、そのディスクにはそれ以上パーティションを作成することができなくなります。
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■拡張パーティションとは
「拡張パーティション」はシステム起動ができないパーティションで、作成しただけではドライブとして認識されません。 パソコンにドライブとして認識させるには、拡張パーティション作成後に、「論理ドライブ」を作成する必要があります。 拡張パーティションを作成するメリットは、拡張パーティションの中に複数の「論理ドライブ」を作成することができる点にあります。 拡張パーティションの中に論理ドライブを作成すると、作成した論理ドライブそれぞれにドライブ名が割り当てられます。 1つのディスクの中に作成できる論理ドライブ数には、ドライブ文字(アルファベット)の限界内で制限がありません。
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■プライマリパーティションと拡張パーティションどちらにするか?
Windows 2000以前は、プライマリ パーティションは1つしか認識しませんでしたので拡張パーティションを作成していました。 メーカー製のパソコンも通常は、Windowsがインストールされているドライブ(Cドライブ)がプライマリパーティションで、その他のドライブ(DドライブやEドライブなど)が拡張パーティションでフォーマットされていました。
プライマリパーティションを作成可能な数は、アルファベット「E〜Z」の22個(Aはフロッピーディスク、Cはシステムドライブ、Dは光学式ドライブ)という制限があります。(アルファベットを割り当てなくてもよいならマウント可能です) さらに1つのハードディスクで最大4個までという制限があります。
外付けも合わせてハードディスクを23個以上つけようと考えている人は少ないと思います。 また、パーティション分割も1つのハードディスクで5個以上分割する人も少ないと思います。 つまり、これらの制限は、ほとんどの人にとってデメリットにならないわけです。
Windows 2000、Windows XP以降は、複数のプライマリパーティションを認識できるので、プライマリパーティションを作成しても問題ありません。 プライマリパーティションを作成すると論理ドライブを作成する手間が省けます。
したがってどちらでもよいので、手間が省けるプライマリパーティションを作成したらよいのではと思います。 ちなみに当サイトの管理人は、プライマリパーティションを作成してます。