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ワンクリック登録(詐欺)の対処法

  • パソコンでインターネットをみていて、あるWebサイトにアクセスしたらいきなり「会員登録されました。」などというメッセージが表示されることがあります。 また、Webサイトにアクセスしただけでは表示されないけど、クリックしたら同様のメッセージが表示されるケースもあります。 そして、「○○日までに入会金を支払ってください」のような料金請求のポップアップが表示されたりすることがあります。

    - 不当な料金請求のポップアップの例 -
    ワンクリック登録(詐欺)ポップアップの例

    上記のような簡単なポップアップではなくて、もっと凝ったデザインであるケースもあります。 表示されるメッセージも、一般人が分からないような法律用語をそれらしく並べた、もっと説得力のあるメッセージが表示されることもあります。

    特に、アダルトコンテンツを掲載しているサイト、18禁サイト、出会い系サイトにアクセスした場合に、上記の様な状況に陥ってしまうことが多いようです。 今までこのような状況になったことがない方は、あせってしまうかもしれません。 また、18歳以下の人は、他の人に相談できなくて困っているかもしれません。

    このページでは、いきなり有料の会員登録をされてしまって困っている方に向けて、トラブルの対処方法を説明します。

  • ワンクリック登録(または詐欺・契約)は成立するのか?

    ワンクリック登録とは、ウェブページ上の特定のアダルトや出会い系サイト、勝手に送られた電子メールに記載されているURLなどを1回クリックすると、「ご入会ありがとうございました。」等の文字やウェブページが表示され一方的に契約したことにされて多額の料金の支払を求められることをいいます。 他にも「ワンクリック詐欺」「ワンクリック契約」などと呼ばれています。

    Amazonの「Clickで今すぐ買う」などもワンクリック契約の一種ですが、事前に支払料金を確認して、個人情報や支払い方法などを登録する必要があります。 ワンクリック契約に関しての合意が業者と利用者の間で形成されるため、ワンクリック詐欺とは異なります。

    ワンクリック詐欺サイトにおいての契約は、違法行為なので法的には成立していません。 ちなみにクリックされた回数は問題ではなく、以下の状態で契約を締結しようとしていることが問題であり、詐欺とみなされている理由になります。

    - ワンクリック登録が契約として成立しない法的な理由(違法である理由) -
    1.特定商取引に関する法律に沿って契約の重要事項など必要な表示をしていない。
    2.サービス利用申し込み画面が用意されていない。
    3.契約は当事者双方の意思が合致しないと成立しない。
    4.利用者の意思表示はなく、当事者双方の合意が形成される余地がない。

  • 会員料金を支払う必要があるのか?

    絶対に料金を支払ってはいけません。 支払う必要のない料金を何度も支払うことになります。 さらに、信用できないサイトで、銀行口座の情報やクレジットカードの情報などを入力してはいけません。 こちら側の情報を相手にあたえないようにしてください。

    「お支払いなされなかった場合についての対応につきましては、本サービス運営者並びに弊社サポートセンターでは一切お答えできません」のような怖い人がきそうな脅し文句も無視してください。 こちらが住所を明示しない限り、相手にはこちらの住所は分かりません。 徹底的に無視してください。

    IPアドレスから住所を調べるなら、インターネットサービスプロバイダ(ISP)に協力を要請する必要があります。 しかし、基本的にユーザーの個人情報は、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(略称、プロバイダ制限責任法)で定められた事例(警察が令状を持ってプロバイダに捜索要請を出す、など)でなければ開示されることはありません。 ISPがワンクリック登録(詐欺)のような違法行為を行っている業者に協力することはありえません。 そもそも、業者自身が違法行為と分かっているので、ISPに協力を要請することもないでしょう。

    業者から連絡がきた事例はきいたことがありませんが、もしきたら「国民生活センター」や「消費者ホットライン(全国統一番号)」に連絡して相談してください。 もし業者から連絡がきたら、あなたの個人情報が漏えいしている可能性があります。

  • 退会する必要があるのか?

    「退会すれば契約を解除できます。」など退会、もしくは契約解除するための画面に誘導するケースもあります。 誘導した先で個人情報を入力させようというわけです。 そもそもワンクリック登録(または詐欺・契約)の場合は、契約が成立していないので契約を解除する必要がありません。 これも徹底的に無視してください。

    ワンクリック登録(または詐欺・契約)以外にも、スパムメールなどで退会、契約解除するための画面に誘導するケースもあります 「メール配信を停止したい場合はこちら」などの表示がスパムメールによくありますが、これに引っかかってはいけません。

    そもそもスパムメールの多くは、メールアドレスをあらかじめ把握して送信しているわけではありません。 辞書、流行語、数値などをプログラムで適当に組み合わせて自動配信してます。 それこそ、何千、何万というメールアドレスを送信して、その中の一通があなたに届いているにすぎません。

    それなのにメール配信を停止するために自分のメールアドレスを送信してしまっては本末転倒です。 スパムメールを送信している業者にメールアドレスが伝わり、悪用される可能性があります。 スパムメールは迷惑でしょうが、フィルタをかけるなどして対策するようにしましょう。


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